旅行者レポート

第13回韓国腎臓病障害者協会大会に出席

透析を終えた翌日、6月28日(木)、ホテルからタクシーで韓国国会議員会館へ向かいます。韓国のタクシーは日本と比べるとかなり安いので、使いやすいです。また車種も良いグレードですのし、ナビも付いていますので安心できます。
韓国国内には透析患者が7万人強、内会員は2万人弱。近年毎年4千人近くが透析導入していて、増加傾向にあるそうです。韓国でも腎臓病予防キャンペーンを韓国腎臓病障害者協会が中心となり行われているそうです。会員には腎臓移植者も多く、会長のキム・セリョンさんも腎移植されています。
朝の9時30分、地下鉄国会議事堂駅の出口で通訳さんと待ち合わせ。さすがに通訳を頼まないと内容が分かりません。国会議員会館は、国会議事堂と同じ敷地内にあります。入り口付近には何かを訴える団体がテントを張り、プラカードを持っています。敷地入り口には10人以上の警官がいます。議員会館入り口では、チェックシートへ必要事項を記入しパスポートを預けます。ボディチェックを受けてようやく会館内へ入れます。入り口から少し入ったところで韓国腎臓病障害者協会大会大会の受付を見つけました。開会一時間前にもかかわらず大勢の人で賑わっています。その中でキム会長を呼んで頂きました。私の来場に大変喜んで頂きました。握手をして「開会おめでとうございます」と伝えました。キム会長はその後も多くの人達と談笑されていましたので、会場に入りました。500人以上は入ることの出来るホールです。その最後列に陣取ることにしました。すると事務局員さんが来て「前の来賓席へどうぞ」と。前から2列目に私の名前が張ってあるシートが用意されていました。そこで待機をしているとキム会長が役員さん、国内に12ある地域の代表さんを紹介して頂き、記念撮影を行いました。通訳さんがもらってきた大会資料の中には、3月に広告契約をした時に写したキム会長と私の写真が掲載されていました。
10時30分開会です。といっても壇上には、机と椅子が用意され、キム会長以下役員3名が並びます。「今年国会へ請願する項目の確認」です。「腎臓障害者の貧血問題」と「腎臓障害者移送センター設立」の2項目が会長から発表され、満場一致で採択されました。韓国では腎性貧血の治療は、ヘモグロビン値11を下回らないと出来ないので、基準を12に上げてほしい。透析患者が通院中に貧血などが原因での立ちくらみによる事故が多発している。そこで通院や外出時に移送サービスを管理するセンターの設立を要望する。と言うことです。
壇上の机と椅子が撤去されて、大会開催宣言で始まりました。キム会長の挨拶、韓国障害者団体連合の代表から来賓挨拶があり、その後来賓紹介です。各障害者団体の代表が紹介され、最後に私が「日本から来た透析患者さんです」と紹介されました。その後に各地域の代表が紹介されました。

キム会長と
活動報告スライドショー

次に先程承認を得た国会へ誓願する2項目について、バラードのBGM付きのPRスライドショーが約3分間放映されました。また昨年の活動記録もスライドショーで放映されました。こちらは活動内容、日付がテロップしていて、見ていてとてもわかりやすかったです。内容は、学習会、相談会、運動会や旅行、臓器移植推進キャンペーン、腎臓病予防キャンペーンなどで、3月に私が韓国腎臓病障害者協会の事務所を訪問した際の写真もありました。協会の活動は、日本の患者会活動とほとんど変わらないです。
そして表彰です。1年間で優れた活動をした地域、患者、事務局員に渡されます。長期透析者表彰はありませんでした。韓国でも長期透析患者さんは多くいらっしゃいます。仁川地域の代表の方は、透析歴28年とおっしゃっていました。
最後に関係者で記念撮影会。私も誘われましたが、ここは遠慮をしました。
時間は12時、ここで大会のセレモニーは終了ですが、参加者全員には、食券とくじの番号札が配布されており、その抽選会が始まります。私と通訳さんは、食券を頂き議員会館内の食堂で一足お先に昼食を頂きます。食堂を出ると抽選会が終わった患者さんで大行列でした。会場前に帰るといろんなところで誰かを囲んで人の輪が出来ています。どうも国会議員を囲んで話をしているようです。そのうちの一人の議員が、通訳さん曰く「韓国で最も著名な国会議員」だそうで、通訳さんが驚いていました。
キム会長の姿は見えなかったので、事務局員さんにお礼を言って、その場を後にしました。
とても貴重で有意義な大会参加でした。

表彰者
記念撮影